コラム一覧

「自己紹介」

初めまして、本年9月に当事務所に入所しました三木麻鈴(みきまりん)と申します。

私は出身も大学も関西なのですが、ここ1年間は、司法修習で四国の徳島県におりました。
それまで徳島には行ったこともなく馴染めるか心配だったのですが、気がつけば、着物を着て笠をかぶり下駄を鳴らしながら阿波踊りを踊っていました 。(あまりに楽しくて阿波踊りの期間中4日連続踊っていました。)
意外に自分に適応能力があることを知った1年でした。

伊丹と離れた徳島におりましたが、縁があってこうして伊丹で働かせていただくことになりました。
他に私の特徴といえば、法学部ではなく発達科学部出身で大学で心理学を専攻していたことかと思います。
大学で法学以外のことを学んだ経験を今後の弁護士業に活かしていきたいと思っています。

(三木麻鈴)

2007年11月01日

「弁護士とは」

弁護士が世間でよく言われることに「あんな悪い奴の弁護をするのか。」「弁護士は黒いものでも白いと言う。」という非難があります。

しかし、本当に「悪い」かどうか、「悪い」としてもどのように「悪い」のか、それは公正な裁判をしてみないと判らないことです。
刑事裁判では、被疑者被告人は無罪の推定を受けています。警察・検察はこの推定を覆す立証をしなければなりません。この方式は、近代国家において民主主義が確立する過程でつくられてきたものです。
それまでは権力に都合の悪い者は思いのままに逮捕され刑罰を加えられてきたことは歴史の事実です。
また、「悪い奴」であっても適正な裁判を受けることは、「悪くない人」にも適正な裁判を保障することにつながるわけです。

それから弁護士が黒いものを白くするというのは誤解であり、もし、本当にそのようなことをする弁護士がいたら、それは大問題です。弁護士には真実義務があり、積極的に嘘を言うことは、たとえ被告人・依頼人のためとはいえ、認められるものではありません。

しかし、物事はいつも黒と白がはっきり2つに分かれるものではありません。黒から白まで濃淡があります。誰でもそれなりの言い分があります。
その人の立場に立って弁護する、代理するのが弁護士なのです。

弁護士の仕事は、いわば煮え湯に手を突っ込むようなものです。争いごと、裁判沙汰に割って入るわけですから、正しい法的知識はもとより健全な常識をもって判断しないと弁護士自身が大火傷を負ってしまいます。

私は、いつも、このことを肝に銘じているつもりです。

(春名一典)

2006年07月01日

「ペットと法律」

幼い頃からいろいろな生き物を飼ってきました。

その影響で、弁護士になってからも、動物やペットの法律問題に興味を持っていましたが、実際に関わりが強くなったのは、平成15年12月に初めて大阪で開催された「ペットの法律塾」(通称:ペット・ロー)に参加してからでした。

ペット・ローでは、ペット法学の教授から最先端の議論や海外の情報を得ることができる一方で、肩書きを有しない動物愛護ボランティアの参加者も自由に発言できる雰囲気があるため、研究者や実務家では知り得ない現場の状況を知ることもできます。

ところで、法律では、猫は「ねこ」とひらがなで表記します。一方、犬は「いぬ」ではなく漢字で「犬」と表記されます。
昔の法案には「猫」となっているものもあるので、なぜ、あえて「ねこ」としたのか、法律づくりに関わった方に聞いてみたいところです。

(細川敦史)

2006年06月07日

「ニセモノ天国?ニセモノ地獄?」

2003年(平成15年)を上海で過ごしましたが、ありとあらゆるニセモノに出会いました。
ブランドバッグ、キャラクター商品、電気製品、海賊版のCDやDVD、ゲームソフトなどなど。
本物を探すほうが難しく、何も信用できなくなります。
妙に安いものはみなニセモノと思った方が正しいでしょう。

かといって、ちょっと高いニセモノを買ってしまうと・・・これまたつらいものです。

さて、中国の商標法は、世界的なルールにしたがって先願主義(先に登録出願した方が商標権者となる)を原則としています。
そこで最近よく起こっているのが、日本その他の外国企業が中国以外で登録している商標を、中国で第三者に先に登録されてしまうという問題です。
日本では、「アフロ犬」「無印良品」「クレヨンしんちゃん」などでこの問題がニュースになりました。
これをやられると、いざ中国市場に本物を売り込もうとしたときに、中国での登録商標を侵害する「ニセモノ」として商品撤去処分や在庫の没収を受けてしまいます。

譲渡費用を要求する目的で、多くの商標を一手に登録している企業もあるようです。
いったん合法に登録された商標を取消無効にするのは至難の業ですから、十分にご注意ください。

(細川歓子)

2006年04月18日

「わたしの気晴らし」

私の気晴らしはなんといってもサウナに行くことである。

今、某サウナ店のポイントカードを見たが、平成15年から平成17年6月までの28ヶ月間に131回サウナに行っていることがわかる。
つまり、1ヶ月に4回以上、もっと言うなら毎週1回以上行っている。
これだけ行くと、かえって身体に悪いのではないかという意見が嫁から出されており、それも傾聴に値するが、私は、十分健康に注意してサウナに入っている。

最も大切なのは、サウナに入る前、サウナに入った後の十分な水分補給である。
サウナで痩せようなどというのは邪道であり、危険である。
ただし、私の場合、水分がビールなどになる場合があり、注意を要する。

サウナの一番の楽しみは水風呂に入ることである。
水風呂は冷たい必要があり、生ぬるいとよくない。
冷たい水風呂に入ると、身も心も引き締まる思いがし、明日から仕事を頑張ろうという気持ちになる。
水風呂に入った後は、ベットのある部屋で寝転がって本を読む。

いつの間にか寝ていることが多い。

(田中賢一)

2005年07月27日

「我家の愛娘」

我家の愛娘は「ひな」といいます。
ワイヤーヘアードフォックステリア・3歳です。

1700年代にイギリスで生まれた犬種で、古くはキツネ狩にも用いられたようです。
性質は「警戒心が強く、決然たる態度をとる。」とあり、活動的(つまり、独断的)、活発(つまり、向こう見ず)なところはテリアに共通した特徴のようです。
老人や小さな子供のいる家では飼育に不適、と書いてある本もあります。

3月3日に我家へ来たことから「ひな」という名前を家内がつけました。

エピソードを一つ。
小さいころ、赤ちゃん用のベビーサークル(高さ1.5m)内に入れて、外出しました。
帰ってくると何故かソファーの上で寝ているのです。
自分の身長の何倍もの高さを飛び越えることが出来るとは思えず、???でした。
しかし、ある日、家人が目撃したのです。
サークルのコーナー部分に両手をかけて懸垂で上がる姿を。

それ以来、サークルに蓋をしたのですが、蓋を突き破ってしまいました。
今では7~8キロの体重で、垂直に2m近くジャンプします。
最近では、ますます存在感を増し、ペットというより家族の一員としての地位を築いている「ひな」です。

なお、私が家内から「甘やかしすぎている。」という非難を受けていることも付け加えます。

(春名一典)

2005年03月15日